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12月31日

昨晩3時過ぎに帰ってきたときには全く無かった雪が
朝起きてみると一面を覆っていた。家でゆっくりしていたかったが、
連れと鍋をやる約束だったので、連れの家へ向かう。
大阪駅前の阪神百貨店で、異常に混雑する食料品売り場に
辟易しながら、やや値の張る食材を買い込む。野菜の値段も
少しは良化傾向をみせているか。いや、でもやっぱ高い。
お刺身も少しだけ、食料品売り場から外れた「なんとかデリカ」
ということろで購入したが、食料品売り場のものの半分くらいの
価格で買えて、問題なくおいしい味だった。ちょっと嬉しい。

    

去年同様、今回も紅白歌合戦をBGMに、飲みながら鍋をつついていくという趣向。
白菜、ネギ、えのき、豆腐、豚バラ、骨付き鳥モモ、糸コンニャク、壬生菜をぶち込んだナベは、
粉末のダシと醤油を少し加えただけのあっさりめな仕上がりとなったが、
酒の味が損なわれずになかなか良い按配だったと自画自賛してみる。
アサヒスーパードライとサントリーモルツの缶ビールを空け、鍋を1/3ほど平らげたところで
満を持して今日の主役である松の司大吟醸−陶酔−の登場。
先日、年末用の酒を購入した際に、いの一番に
リストアップした滋賀県の地酒である。本当は純米吟醸のものが
良くて近所の酒屋を2軒回ったんだが、純米吟醸は1升瓶でしか
売っておらず、やや遺憾ながら今回の酒となった次第である。
1升瓶じゃ、さすがに1日で飲みきる自信は無い。日本酒においては
開封後速やかに飲みきることが、作ってくれた人への礼儀だと考えるのである。
まあそれはいいとして、さっそく口に含んでみる。香りは
松の司が持つ魅力のひとつ、爽やか&フルーティでありながら
我の強くない儚げな存在感。そして舌の上で醸し出す主張は、
いっけん薄っぺらい、水のようなタッチでありながら、徐々に
立ち上がる豊潤な味わいは、清流のような柔らかさを持ちつつ
しかし、確実な旨みを伴って迫ってくる。とても良い。
しかししかし、この大吟醸は純米ではないためか、あと味に、生酒にみられるような幾分の
泥臭さのような風味があり、松の司(純米吟醸)をよく飲んでいる俺と連れにとっては、
「ん?」という違和感も感じたことは事実である。秋に飲んだ銀盤についてもそうだが、
そこそこその酒の味を知っていることにより、過度に期待を膨らませてしまうのは
とてもイケナイことなんだなぁ
、と相田みつを的に教訓を胸に抱く。まあしかし
いちおう書いておくと、今年飲んだ日本酒の中では、この松の司大吟醸−陶酔−は、
間違いなくベスト5にランクインするほど美味しいお酒ではあると思う。
とくに、今日の鍋はあっさりした味付けだったので、淡麗系のこの酒はとてもマッチした。
次にこの酒を買うときがあれば、ちゃんと純米のものを購入しよう。
今年の紅白は、昨年にも増して視聴率を下げたようだが、前川清の歌に俺のハートは
静かに震えた。バックコーラスのゴスペなんとかーズの皆さんも裏方に徹して
よい仕事をしていたが、清のボーカルは相当良い(゚д゚)ウマー。あとはキシダンの人達が、
他の歌手の演目時や、歌の合間の余計な寒々コントのときに頑張っていて、娯楽性を感じた。
連れが寝てしまい、缶ビールを飲みながら深夜の正月番組を観て2時頃に寝た。
新しい年になっても変わらないことは多いんだが、できれば新年もよいお酒やおいしい飲み方や
そして素晴らしいバーに出会えるといいなと思う。


12月30日

ようやく今年も仕事納め。昨日一緒に飲んだ連れと「明日も行くぞ」という約束をしてたので、
仕事終わりに合流して今日は「日月華」へ。この店も今日が年内最終営業ということでか、
カウンターは満席だった。一人で来る時には座れないテーブル席に着き、ギネスで乾杯。
サラダと、豚肉を焼いてポン酢で食べる料理をオーダーし、2杯目にジンリッキーを飲む。
豚肉のほうはさっぱりと食えボリュームがあり良かったが、サラダはレタスの色が若干良くなかった。
年末の在庫一掃処分キャンペーンだろうか。連れのギネスの減りが遅いことをやんわりと恫喝すると、
「頭が痛い」とのこと。「昨日の飲みのせいかもな。普段はお前みたいにチャンポンはせーへんから。」
彼に言わせると、俺の飲み方にはポリシーがなく、BARのなんたるかを判っていないということに
なるそうだ。まあそういう面もあるかもしれない。なるべく他人に迷惑をかけないよう、バーでは
おとなしく飲んでるつもりだが、色々難しいものである。まあ深く気にするまいと、3杯めに
マッカランをロックで飲む(←こういう飲み進行が彼の気に障るらしい。)
連れが2杯目のバーボンソーダを飲みながら、頭が痛くて今日はもうお開きにしたいと訴えだしたので
じゃあ俺もこの店で〆てしまおうと、ワイルドターキーを2杯飲んだ。連れが家に泊まりにきたので、
先日録画しておいた漫才番組を2人で観る。ケンドーコバヤシの、神の息吹が宿った下品極まりない
最低な下ネタにお互い大爆笑。


12月29日

仕事終わりに連れと合流して「L&G」へ向かう。店に向かう途中、みぞれに近い今季初雪が降ってくる。
頭と肩に乗っかった白いものを払いつつ入店し、連れはターキーのソーダ割り、
俺はビール(モルツ)を飲む。先日来た際はガラガラだったが、今日はほぼ満席。
飲んでる最中も数組の客が出ては入りで賑やかだ。マスターは黙々とカクテルやウィスキーの注文をさばき、
俺らはお互いの近況を軽く話し合う。連れは、彼なりにBARに一家言を持つうるさ型の輩だが、
非常に判りづらい場所にある良いバーを知ったことで、ずいぶん感心していたようだ。
2杯目にギムレットを飲み、次に何を飲もうかなと考えてると「よし、次の店に行こう」と
連れが言い出し、結局2杯で出ることに。久しぶりに地元に帰ってきたということで、
いろんな店を回りたいとのこと。でもおまえ、もう2時回ってるんだぞ? もうこの時間は
風凛かブルーバーしか開いてないので「風凛」に向かう。まずハイランドパークを水割りで飲み、
タリスカーを飲む。雪で冷えた身体を外側から暖房が、内側からウィスキーがじんわりと暖めてくれる実感。
連れがマスターと、客層についての話や、バーの経営に関するなんだか難しそうな話を
熱心にしてたので、心置きなくボケッとしながらジャックローズの楽しい香りでリラックスして
最後にラムバックで〆る。今回もジャマイカだかどこかのダークラムを使って作ってくれたが、
レモンハートを使ったものの味が俺の中で”ラムバック”としてインプットされてしまっているのか、
どうも違和感のようなものを感じてしまう。美味しい味の定義が自分の中で出来ているのは
良いのかもしれないが、これが固定観念化してしまうのはいけないよな。


12月28日

まず「ミディソワール」にて、いいちこのお湯割り片手にまったりとする。
その適度な温かさに筋肉を弛緩させていると、「焼酎増えたからまた飲んでね〜」の声。
ざっとボトルを眺めて目に付いた島美人をひさしぶりに飲んでみる。抱いてた印象にくらべ、
若干香りが薄い気もするが、悪くない。うんおいしい。3杯めに量が多めのジンのロックを飲んで、
2軒目は思いつきで「ヨッコ」に向かう。1時を回ると閉まってることが多い店だが、
この日はたまたま開店中だったので、ひさしぶりに入店。この日もほんのり酔ってるマスターと、
いやぁ〜久しぶりやなぁ〜的な会話を軽く交わしつつ、マッカランをロックで飲んでジンリッキー。
ひさしぶりに来てみて感じたことは、よく行ってる地元の他の店に比べ、マスターの動きやしゃべりが
いささかせわしないなということ。なんとなくゆっくりボケッと飲めない気分。ていうか、
酒を飲み始めた頃から世話になってる店をこんな風に批評してるなんて俺も偉くなったもんだ……と
少し後ろ暗い気持ちも感じながら、最後に「ブルーバー」に寄り、ギムレットとラムバックを飲む。
最近ちょっとずつ店内の照明にアレンジを加えていて、オーセンティックさやトラッドさから
相当乖離した趣を醸しだしているようで、まあ気分転換の一環なんだろうが、しかしブラックライトや
濃紫はもう少し控えめにしたほうが良いような気もする。明日も飲みの予定なので今日はここまで。


12月26日

有馬記念自体はプラス¥11,000だったが、その他レースの収支が¥8,000くらいだったので、
交通費や飲食費や新聞代とかを考えると、全体としてはほとんどチャラだった。で、
忘年会と反省会を兼ねて連れと「串春」という店へ。生ビールを飲んでいいちこの水割りを飲みつつ、
串揚げの盛合わせや刺身盛り、刺身が乗っかったサラダ、豆腐、ししゃも焼き、マグロユッケ、
石で焼く牛肉などをがつがつ食べる。そういや昼間は競馬の予想に全力投球してて何も食ってなかった。
隣のテーブルに3人組の女子が座ってて、中途半端にそちらにも意識を傾けつつ、仕事の話や
音楽の話や金の話や昔の話などを肴に、串春のオリジナルだという生酒串春を飲んで、
松の司をオーダーして品切れだったためにたのんだ、なんとかっていう大吟醸を飲む。
大吟醸のほうはまずまずイケる酒だったが、串春のほうは舌に変な刺激がピリッとくる
甘くてたるめな味わい。お腹パンパンになって店を出、2軒目は「L&G」。いつも繁盛してる店だが、
時間がやや早いことと日曜だということでか、客は俺らだけだった。ギムレットを飲んで
スプリングバンクを飲み、タリスカーを飲む。ゆったりとした空気を楽しみながら程よく酔いもまわり、
とどめに「風凛」でマティーニを飲んで、イチゴを使ったジンベースの強いショートカクテル
(ストロベリーマティーニとでもいうか)を飲んで一気に撃沈。少し居眠りをしてしまったような気が
するが、よく覚えていない。


12月25日

大阪の弁天町にて、連れと寿司を食おうという話だったんだが、目星をつけていた寿司屋は
予約でいっぱいだったので、適当に歩いてて目に付いた「亀吉」という居酒屋に入る。
常連度が非常に高い、まさに”家庭的”という形容がふさわしい店で、焼酎のキープボトルが
壁沿いにズラリと並び、客同士も、俺ら以外は全員見知った間柄のようである。
「気ぃ使わんでね。ゆっくりしてって。」と、宮崎出身というおかみさんが気を使ってくれる。
瓶ビールを2本飲んで、大トロしめさばやホタテのバター焼き、砂ずりの唐揚げなどをつまみ、
美山という米焼酎を飲む。そのおかみさんが、地元の知り合いかなんかから今日送ってもらったという、
鳥肉をさばいておられ、「これ、さばいて冷凍してしまうんやけど、よかったら食べはります?」
と言ってくれ、生のまま刺身で頂くことにしたが、これがムチャクチャ美味かった。コリコリと歯ごたえがよく、
噛み締めるほどに旨みがじんわりとにじみ出てくる。宮崎の地鶏は本当に美味しいのだ。
その後、霧島をロックで飲んで、緑川を1合飲む。久しぶりに飲む緑川は、やはりなかなかよいお酒だ。
〆にモツ鍋を頂いてお勘定をすまそうとしたら、ケーキがサービスで出てきた。今日はクリスマスなんだな。
俺は甘いものはあまり苦手なので、連れに食ってもらう。モンブランを見てるとそばが食いたくなってくる。
少し歩いて、数年前に一度来たことがある「AROMA」というバーに入る。マッカランの珍しいボトルが陳列されてて
なかなか美味しそうだったが、ギムレットを飲んでスプリングバンクのポートウッドフィニッシュを飲み、
タリスカーと、それからオーストラリアのなんとかいう赤ワインを飲んだ。やっぱワインはよく判らない。
終電に乗って帰ってき、とどめにもう少し飲みたいところだったが、明日は早起きしなければいけないので
おとなしく家に帰る。


12月21日

はいはい、どーせ今日もサービス残業ですよ。というわけで「日月華」に着いたのは午前1時ごろ。
今年最後のピーク(仕事)を終え、もうさすがに残すのは暇な日ばかりのはずであることを祝し、
ギネスを飲みながら自分を誉めてあげたくなりつつ、『コヨーテ・アグリー』という映画をぼんやり眺め、
オールドプルトニーとマッカランを水割りで飲む。歌の才能を秘めた女が脚光を浴びるまでの
サクセスストーリィ(もちろんホレタハレタの恋愛要素も含みつつ)なので、無声だと作品の
魅力が十分には伝わらないと思うんだが、まあボケッと眺めるぶんにはどうでもいいか。
ラガヴーリン・カリラ・ラフロイグあたりは品切れ状態らしく、タリスカーも残りわずかのようだ。
「けっこうアイラ、っていうか島モノ。流行ってますよ」とマスター。ほんまかいな。
4杯めにアードベック(開封一番乗りだった)をロックで飲む。俺の隣に座ってたカップルの男のほうが、
マスター相手に先ほどから、ラフロイグの30年がなんたらとかカスクストレングスがどーたらとか
楽しそうに喋っているのを小耳にはさみながら、「なるほど…もし本当にモルトが流行りだしたら、
こんなふうに、年数の高いものやレアな製法で仕上げられた酒ばかりにニワカモルト通が群がって、
稀少な酒の争奪戦みたいなキチガイ沙汰が始まって、手に入りにくいものはより一層手に入りにくくなり、
不当に料金がつり上がって、飲むほうも売るほうも迷惑なことになってしまうんだな」とか考えさせられた。
「ブルーバー」に向かい、スプリングバンクをロックで飲んで、タリスカーをストレートで飲む。
今日はあまり酔いも回っておらず、仕事も明日からは楽だという開放感もあいまって、マスターと
けっこういろんな会話をした。お互いの年末年始の話や、旅行についてや、独りで居酒屋へ行くことについてや
競馬やスロットのことなど色々。エヴァンウィリアムズの12年がバックバーにラインナップされていて、
ピンクに近い色のボトルが加わることにより、バラエティ豊かな配色になっている。エヴァンウィリアムズは
あまり飲んだ記憶がないので、3杯めに飲んでみようかなと少し思ったが、またの機会に置いておくことにして
結局ワイルドターキーをロックで2杯飲んだ。ずいぶん身体が暖まったので帰る。そんな冬至。


12月19日

日曜の仕事終わりは「ミディソワール」。渇いた喉にいいちこのお湯割りを流し込み、
ピーナッツをぽりぽり齧る。後ろのボックス席で5人くらいの中年男性がベロベロに酔ってたが、
バカ丸出しな情けない酔い方じゃなくて、酒の楽しみ方をよく判ってるような綺麗な酔いっぷり。
ジンのソーダ割りを飲んでジンのロックを飲んでるうちにその5人組の連れが一人二人と入店し、
少しずつ、しかし着実に人数を増やしていく。3杯で出るつもりが、居心地がよかったため
4杯目に店員におまかせでカクテルを作ってもらう。オールドパルからウィスキィの苦味を
抜いたような、ほろ苦くやや甘な味だったが、ディタとジンとコアントロをステアして、
レモンをたっぷり絞ったというそのカクテルは、さっぱりとしていて、悪くなかった。
明日も忙しいんだがもう少しだけ飲みたい感じだったので「風凛」へ向かう。
男性の一人客がいて、マスターとなにか酒に関する難しそうな話をしている。
ギムレットを頼んでボケーっとしながら、まもなく出されたドライなそれをのんびり啜る。
2杯目はラフロイグにしようかタリスカーにしようか、久しぶりにスプリングバンクも飲みたいな…と、
しばし悶々としつつスプリングバンクに決定し、オーダーする。とここで「もしよければ…こんなのも」
とマスターが出してきたのはカリラの13年、「Sound of ISLAY」の未開封もの。少し迷ったが、
開封一番乗りにありつける(未開封のものを薦めてもらえた)ということもあり、頂いてみることに。
香りは12年物よりは幾分重みがあり、カリラらしい甘い香りとともに、なにか嗅ぎ慣れない
異質な香りを感じた。口に含むと、幾分ボディがしっかりし、やや飲み応えのある飲み口。
このときは水割りで飲んだため、あまりこれ以上の印象は受けなかった。今度またストレートで
飲みなおしてみようと思う。最後にターキーをロックで飲み、お勘定とする。


12月18日

連れと、連れの家の近くの居酒屋「木綿花」へ久しぶりに向かう。
前の日の晩からほとんど寝てなかったため、眠気を押し殺しながら生ビールを飲み、
刺身の盛合わせに舌鼓を打ちつつ、湯豆腐を食べていいちこの水割り。一人前¥500の湯豆腐は、
やや大きめの土鍋に一丁分の豆腐が沈み、野菜がどっかり盛られていて、楽しかった。
夏場はプロ野球中継(主に阪神戦)をいつも放映しているテレビは、日本有線放送大賞に
チャンネルがあわせられており、2人でそれを観ながらやいのやいの言いつつ、生レバーと鳥肉の照り焼きも食べ、
最後に白波をお湯割りで飲む。結局有線放送大賞は氷川きよしが受賞。まあ順当な結果なのかな。
ヒトトヨウのなんとかっていう歌はなかなかいい歌だと思った。店を出て日本酒を飲みに行こうと、
以前に一度行ったことがあるおでん屋(名前忘れた)に向かう。前回のときに比べ、
ずいぶん日本酒のレパートリィが減ったようだ。せっかく来たのにとガッカリしつつ、
あまり飲みごこちがよくないなんとかって酒と、まあまあ美味しかった貴仙寿吉兆の純米吟醸、
そして最後に黒龍を飲む。九平次や磯自慢やくどき上手などの美味しい銘柄がなくなってたので、
今後この店に来ることはないかもしれない。悲しいことである。地元に帰ってきて、
もう少し飲みたい気持ちもありつつ、睡魔がかなりヤバいこともあり、おとなしく家に帰った。
すぐに布団にもぐりこみ、12時間くらい寝る。


12月15日

正確にいうと16日になってしまうんだが、夜中の1時頃に思い立って「L&G」へ向かう。
今回はカウンターの両端にそれぞれ先客が居たので、中央部に座ってまずジンリッキー。
ややライムの酸味がきついが、程よく冷えててジンの香味も悪くない。
あらためてバックバーに目をやるが、やはりこの店のウィスキィ(特にモルト)のラインナップは、
なかなかのものである。知らないモルトや、名前だけ知ってたけど飲む機会がなかったモルトが
ざっと見渡しただけでもあちこちに散見できる。2杯目は気まぐれにバルヴェニーを。
15yのものだったが、ややあと味に難ありながらも、この酒の持つ香りや雰囲気は楽しい感じ。
3杯目に何を飲むか迷ってると、マスターが適当に見繕ってくれた。出てきたのはフィンラガンという
アイラモルト。名前だけは知ってたが飲んだことがない酒だ。ボウモアよりはピート臭が強く、
ラフロイグよりはボディがしっかりしてる印象を受けた。好みの酒の話や食べ物の話などを軽くしつつ
最後にアードベック10yのコニサーズチョイス。シェリー樽で熟成させたものというだけあって、
普通のものよりもやや丸い感じの味で、あと味も柔らかい印象。ほどよく酔い、「ブルーバー」にも
寄ってみる。タリスカーを水割りで飲んでると、賑やかな3人組が来店してガラリと雰囲気が変わった。
やかましいと言うほどでもないが、あまり歓迎できないテンションだったので、
ウイスキィを飲もうと思ってたところをラムバックにして、今日はこれでお勘定。


12月14日

仕事終わりに「日月華」へ。明日は早起きして会社の消防訓練に行かなくちゃいけないので、
軽めに仕上げなくては。まずギネスを飲み、マティーニを飲む。ちょうど俺が入店するのと入れ違いに
5人くらいのおっさんの団体が出て行き、店内に客は俺一人。静かな店内で、いつものように
無声映画(なんてタイトルのやつかわからん)をぼけっと眺めながら、マッカランを水割りで飲んで
ラフロイグをロックで飲む。ラフロイグは残りわずかのボトル内の分を全てグラスに入れても
通常の1杯分に満たないとのことで、「サービスさせて頂きます」と言ってくれた。
ちょっと小腹が空いたのでなんか食おうとも考えたが、家に帰ってから食べることに決め、店を出る。
4杯で勘定は¥2,600くらい。ずいぶん安いな、おい。「ブルーバー」に立ち寄り、スプリングバンクを
水割りで飲んでタリスカーをロックで。店の前の道路を工事してて、少し気になる程度の騒音が
ひっきりなしに鳴り続いている。どうせ税金でまかなってるんなら、周辺の店に迷惑料的なものを
払ってあげてもいいのにと思う。で、そのぶん1杯につき¥100くらい安く飲めたりしたらいいのにな。
六分酔いくらいになり調子が乗ってきたが、最後にターキーを飲んでお勘定とする。


12月12日

連チャンだったので飲みに行く気はなかったんだが、仕事に追われ少しムカッとなったので、
細かいことは抜きにして少しだけ飲みにいこうと、仕事終わりに「ミディソワール」へ。
クリスマス的な飾りもんが電子の束を色付きの光に変える華やかな店内でジンのソーダ割りを飲み、
2杯目はロックで飲む。店員の女の子と、健康に類する話をしたり美味しい食べ物の話をしつつ
ターキーをロックで飲んで今日はお勘定。なんでも店の料金体系が変わるそうで、
色々説明してもらったが、要するに”カラオケをたくさん歌う客””3時間以上滞在する客”には
判りやすいシステムになるとのこと。そのどちらにも属さない俺にとっては、やや割高な支払いに
なるということだ。どこの店も色々大変なんだなぁという思いをあらたにする。
しかし、休業日が少なくて、かつ自宅からも近いことでけっこうこの店を重宝していた俺にとっては、
今までのようにふらっと足を伸ばすということが出来にくいな、、とも感じた。
家に帰ってきて、晩飯の残り物のマーボードーフをご飯にぶっかけて食べる。今日は早めに寝るか。


12月11日

昼間に、年末用の酒を3本購入し、夕方から連れと焼肉を食いに行く。
ボーナスが出たおかげで気持ちだけは勝ち組なのである。
「きりしま」という焼肉屋で、ハラミやカルビや野菜やホルモンを
がつがつ胃に放り込みながらエビスビールの中ビンを2本。
もちろんとどめに冷麺をビシッと決めつつ「ブルーバー」に移動。
他人には厳しく・胃には優しくを心がけてみようと、
ジンリッキーを飲んでガルフストリーム、そしてディタを使った
さっぱりめのロングカクテルを飲んで連れを駅まで送る。
さて、ちょろっと独りで飲みに行くかと「L&G」へ。
拍子抜けするほどあっさりと店を発見し、おもむろにカウンターの端っこに座る。
マスターが歩み寄ってきて「いらっしゃいませ。(店の場所は)すぐ判りましたか?」
先日(この日記によると12/2)風凛で会ったことを覚えておられたようだ。プロってすごいなぁと感心。
まずギムレット。ジンの銘柄を尋ねられるが、どこで訊かれても返答は同じである「ないです。お任せします」
ライムの香りがうっとりと浮き立つ、やさしい飲み口のギムレットであった。
おそらく初来店者の1杯目のオーダーということで、きつめな味わいを避け、
最大公約数的な飲みやすいものにしたという事かもしれない。バックバーにずらりと並ぶボトルの数は、
この近辺ではもっとも豊富な品揃えのように思える。店の雰囲気も落ち着いた感じで居心地もよく、
マスターの仕事の手際のよさや受け答えなどもたいへんに好感触。
良いBARにめぐり逢えた嬉しさと興奮(しかもここは地元だ)で、心臓がドキドキするのを自覚する。
端っこの席に座ってしまったことでバックバーの並びを確認できないため、マスターにおまかせで
モルトをチョイスしてもらう。「あまり重たい感じじゃなくて、普通な感じな。」という、
我ながらむちゃくちゃな要望にマスターが選んでくれたのは、グレンロセスというスペイサイドのモルト。
フルーティな柔らかい感じの香りにたがわず、優しくて上品な飲み口。マッカランと同系統な印象を受けるが、
マッカランよりは幾分どっしりしていて飲み応えがあるかも。うーんウマい。これはアリだな。
ところで先日風凛でお会いしたときは連れの方が居られたんだが、その人が偶然にも来店され、
ひとつ離れた隣の席に座る。彼の正体は俺の家からもそう遠くない美容院の経営者とのこと。
ちなみに、俺なんかでもその名を知っている結構有名な店である。この人はタリスカー20yの
バーボンカスクを飲んでおられ、香りだけおすそ分けしていただくが、これがまたたいそう素敵な匂いで、
今度絶対飲もうと決意するのであった。その後、マスターとともに軽く言葉を交わし、
そのカリスマ酔っぱらい美容師に京都のオススメBARなんかを教えてもらったりしつつ、
スプリングバンクをストレートで飲んで店を出る。少し興奮気味だったので家に帰るつもりが
「風凛」に寄ってしまい、AS WE GET ITをトゥワイスアップで飲んでジャックローズ、
ついでに今日2度目の「ブルーバー」でタリスカーとワイルドターキーを飲んでふらふらになりつつ帰宅。
いやー疲れた。でも楽しかった。


12月10日

連れが地元に来たので、なんとかっていうレストランで白ワイン(ドイツのやつとイタリアのやつ。銘柄は忘れた。
イタリアのやつのほうがすぅっという感じで喉ゴシ感が良くうまかった)を1杯ずつ飲んで飯を食い、「風凛」へ。
1杯目はホワイトレディ。シャンパングラス(参照)にたっぷりと入ったそれは、通常の2倍くらいの量があったが、
幾分ソフトな口当たりに作ってくれたのでじっくり楽しめた。連れがサーモンのカルパッチョをオーダーし、
そいつを少し摘まみながらタリスカーを飲む。塩味がいい感じにのっていてタリスカーとのマッチングも上々。
連れは2杯目に「サーモンに合う感じで」というオーダーをかます。出てきたカクテルは、
デンマークのリキュール(名前忘れた)を使ったさっぱりめのもの。ノルウェーサーモンにデンマークの酒、
という北欧繋がりなコラボレーションに「粋」を感じるわけである。加えて、カクテルの色もサーモンの色に近い。
これを粋と言わずして何と言うのだ。3杯目はギムレット。我ながらヘンテコリンな酒進行だが、
連れとの話の流れでやむを得なかった。4杯目に、以前飲ませてもらったブラントンベースの
サザンカンフォートを使ったカクテル。細かいレシピの記憶に自信がないというマスターだったが、
たしかに少し飲み口が違う気がした。「少し違う気がするけど、でもこれおいしいよ」とは言ったが、
マスターのプライドが許さないらしく、「リベンジです」と、サービスでお代わりを作っていただいた。
しかし今度のもなんか少し違う気がする。嘘をついて「これこれ、この味です」とか言ったほうが
良かったのかもしれないが、変なとこ誤魔化すのも嫌なので、正直に「やっぱちょっと違うんちゃうかな」
というと、マスターは申し訳なさそうな顔をしていた。気を使ってもらったせいか、
マスターのレシピは前とおんなじで、俺の味覚のほうに間違いがあるんじゃないかという罪悪感にもとらわれる。
まあしかし、どちらもなかなか美味しかったのでいいじゃないか。仕上げに「日月華」に行き、
タリスカーを飲んで、厚切りベーコンをソテーしたものを食べる。肉が歯切れよく良い食感。
もう少し飲みたい気分だったが、連れがだいぶ眠そうだったので、ターキーを最後に飲んでお勘定。
連れを駅前のホテルまで送って帰る。


12月5日

明日からまた夜勤に入るので、少しだけ飲みに行く。まず「ミディソワール」に行き、
焼酎のお湯割り。テーブル上にズラリと並べられていたボトルが後ろの棚に移されていて、
視界がずいぶんすっきりとしていた。久しぶりにママさんに会い、2杯目のジンのロックの量を
ずいぶん多めにサービスしてもらう。ほとんど2杯分くらい入ってた。ありがたかったが、
飲みきるのがけっこうしんどかった。体調はまだ、やや不完全のようである。最後にジンを
ソーダ割りで飲んで「ブルーバー」へ。マッカランを飲んでワイルドターキー。やや久しぶりに
飲むマッカランは、やはりいつ飲んでも安定感があり、優しさと上品さを備えた甘美な気分に
浸ることができる。ほんのり酔って身体が温まってきたところだが、眠気がとても強くなってもきたので
最後にガルフストリームを頂いておとなしく帰宅。


12月4日

風邪気味なのか喉が少し痛かったが、消毒も兼ねて軽く飲みに行く。
午前1時ごろに仕事を終わらせ「日月華」に行き、まずギネス。なにか食いながら飲んだほうが良いかなと
メニューを見て”ホタテのオーブン焼き トマトソース”を選んでジンリッキーを飲む。
「牡蠣とか食べはります?」とマスターに訊かれる。「ええ、好きですよ」と答えると、そのまま奥に
引っ込んでいった。?と思ったが、まあ気にしない。ジンリッキーに手を出す。
「ジンを濃いめに」と伝えていたので、なかなか濃厚な、がぶがぶといきにくいジンリッキーだった。
これはこれで悪くないが、ライムがもう1個欲しい気もする。出てきた料理は大きな帆立貝の上に
直径5cmほどの貝柱が乗っており、その周りに牡蠣(いささか小ぶり)が7〜8個散らばっていて、
それらがトマトソースに浸っているというウマそうな気配。大きなランチプレートに
この帆立貝が2つ乗っている。なかなかボリュームがある。牡蠣の味はもひとつだったが、
ホタテのほうは良い香りがして食べ応えがあり、とても美味しかった。やけくそ気味に
牡蠣が入っていることと、先ほどのマスターの質問の答えは、「明日休みなんで。(全部使いました)」
ということらしい。3/4ほど食べたところでジンリッキーが無くなりラフロイグをオーダー。
この酒の潮の香と海の幸がハーモニーを奏でるかとか考えたが、トマトソースが少し邪魔だった。
最後にアードベックを飲んで移動。雨がどんどん強くなり超豪雨となる中を「ブルーバー」に向かう。
スプリングバンクを飲んでタリスカー。マスターが今日買ったというCDをかけてもらう。
往年のスタンダードナンバーを、ロッド=スチュワートのヴォーカルにベット=ミドラーや
スティービー=ワンダーやエリック=クラプトンなどがゲストしてプレイしてるというCDだった。
クラプトンのギターは贅沢な使われ方でなかなか興味深い。スティービー=ワンダーのハーモニカは
かなり自由なプレイでぐちゃぐちゃ感が良い。ヴォーカルに、男性的な力強さが感じられなかったのが
いささか聴きごこちを悪くしてる印象。まあでも雰囲気は良い。最後にターキーを飲んでお勘定。


12月2日

今日はまず「ミディソワール」に向かい、焼酎をお湯割りで飲んでジンをロックで飲む。
最初は静かだったが途中から二組くらい客が来ていきなり騒がしくなったので、2杯で出ることに。
次に先日も探したエルアンドジーに向かおうと考えたが、だいぶ時間も遅いので今日は諦め、
「風凛」に行くことに。カウンターの中央に2人組の客が座っていたので、端っこに座り、
まずギムレットを飲む。「ウィスキィを飲まれるんでしたら…いいのがあるんですけど…」と、
思わせぶりなマスター。激しく興味を惹かれるがひとまずサイドカーをオーダーしてワンクッションを置き、
そのウィスキィを見せてもらう。”AS WE GET IT”という名のそのウィスキィの中身はラガヴーリンらしい。
早速頂いてみたところ、香りはたしかにラガヴーリンっぽい濃厚にして華やかなピート臭、
しかし飲み口は若干底が浅いというか、どっしり感が少ない。マスターによると12年物とのことで、
度数も確か49度前後(96とか98プルーフと書いてあるのをみた)だった。ラガヴーリンというにしては
飲み応えにいささか欠けるが、香りは素晴らしいので、なかなか良いお酒だと思う。
最後にターキーを飲む。マスターが寄ってきて「こちら○○でバーをやっておられるんです。駅前で。」
と、2人組のお客の片方を紹介される。(え、もしかして…)と思ったら、
なんと偶然にもその人がL&Gのマスターであった。どっきりじゃないよな。
「いやー探してたんですけど、見つからないんですよ」といったことを、
当のその店の店主に、同業種の別の店で話してることに違和感のようなものを
覚えながら、店の場所を詳しく教えて頂く。先日何度も通った道にあるらしい。
マスターは穏やかで落ち着いた感じの方だったので、
また近いうちにあらためて店の偵察に行こうと思った。
時間が遅くなり、そこそこ酔いも回ったため今日はこれでお勘定。

メモ――酒語録


11月30日

夜勤期間が終わり、やや久しぶりに飲みに行く。1軒目は日月華に向かいかけるが、
先日知ったバー”エルアンドジ―”を探しに行くことにする。だいたいの住所は情報収集で
つかんでいたので、すぐ見つかるかと思ってたんだがなかなか見つからず、結局40分ほどのちに
諦めて「日月華」へ。ホワイトレディを飲んでタンカレーをロックで飲む。『ジョーブラックをよろしく』
ボケっと観るふりつつ、全然関係ないしょうもないことを考えながら3杯めにミルトンダフを水割りで。
前に1度飲んだことがあるが、そのときより美味しく感じた。もう少しどっしり感があるともっと良いと思う。
何と言うか、俺的には”正統派”という感じのウィスキィである。客が俺一人だけになり、マスターと
年の瀬ですね的な話を少しする。年末の格闘技番組の話をし、細木数子の胡散臭さについて意見を交わし、
カリラをストレートで飲んで次の店へ。「ブルーバー」でラフロイグのロック、タリスカーをストレート。
今日は2軒で〆ようと思っていたが、けっこう体調が好調(酔いがあまり回ってない)なので、
3杯めにターキーを飲みながら酔月にも寄ろうと考える。4杯めにジンベースでショートカクテルをおまかせで
つくってもらう。なかなか美味しかったので、レシピを当ててみようという気分になる。
ジン、グレープフルーツ、レモンは判ったが、甘い香りの元が解らない。「あとリキュールが2種類ですよ」
というヒントをもらい、ピーチリキュールはすぐにわかったがあとひとつが結局わからなかった。
というわけで答えを教えてもらうと、パルフェタムールというすみれのリキュールだという。
匂いを嗅がせてもらったが、なるほど。すみれかどうか判らんが確かに花のような香りがする。
リキュールも奥が深いとあらためて感心しつつ最後に「酔月」へ向かい、松の司と黒龍を飲んでおでんをつまむ。
今夜は特に冷え込みが強く、帰ってきて寝る前に少しあったまろうとコタツに入ったが、気づいたときは
昼の12時だった。コタツの恐ろしさと、ターキーのあとに日本酒を飲むもんじゃないという教訓を胸に刻み込む。


11月24日

今日も仕事終わりにまず日月華に行くが閉まってた。まいったな、ギネスを飲みたかったのに。
「酔月」に行くことにして、まずビールを飲みながら付き出しの若鶏の肝煮をほおばる。
ほうれん草チーズをオーダーするが、この時間にしては珍しくずいぶん繁盛していて、なかなかやってこない。
しまったな、おでんにしとけば良かったかと後悔してみるがまあしょうがないので、松の司をオーダーして
タバコを3本ほど灰にする。よく冷えた松の司がおいしい。上品な香りと儚げでありつつ豊潤な旨み。
やっとやって来たほうれん草をガツガツ食い、出羽桜を飲む。出羽桜もおいしいな。山形に行きたいな。
おでんを3つほど食べて店を出、「風凛」へ。カクテルを飲みたい気分だったので、「なにか果物を使ったものを」
と言うと、洋ナシ・柿・グレープフルーツ・オレンジ・巨峰あたりがおすすめとのこと。最初洋ナシを選んだが、
少し水気が多くなる=酒の分量が少なくなる ということなので、オレンジにする。出てきたものの匂いを嗅ぐと、
なんだかギムレットの雰囲気に近い印象を受けたが、実際ジンベースで、ライムがオレンジに変わっただけの
ほとんど同じレシピだと聞いた。もう少しオレンジの主張があるかなと思ったんだが、飲み込んだあとに
ほんわりと香りが口に残るくらいだった。2杯目は「ウィスキーベースでなにか」とオーダー。
おもむろにブラントンを取り出すマスター、なかなか期待が膨らむ。今度もオレンジ果汁を使い、
数種類のリキュールと合わせたものが出てきた。口に含んだときは柔らかなやや甘めの香りを感じるが、
飲み込んだあとはブラントンのどっしりとした飲み応えが口中にモワッと主張を残す、なかなか飲み応えのある
おいしい飲み口(゚д゚)ウマー これはまた今後飲んでみたいと思った。サザンカンフォートという
ピーチリキュールを使ったということで、これをストレートで少しだけ飲ませてもらったが、くどい甘さもなく、
いろんなハーブ系の香りも有るがとても華麗な味わいで感動した。ので、最後にこれを使ったカクテルを
作ってもらうことにする。フレッシュパインを搾り、ジンジャーエールなどでビルドされたそれは、
すっきり味でとても飲みやすい良いカクテルだったが、幾分もったりした感じがやや好みと合わなかった。
パインジュースじゃなくて生のパインを使うと、とろみがつくためそうなるらしい。サザンカンフォートは
けっこう気に入ったので、また今度別のスタイルで飲んでみたいと思う。最後に今日も「ブルーバー」にて、
スプリングバンク、タリスカー、ワイルドターキーと飲み、ラムバックで〆る。今は無き「ビルド」の
思い出話を少ししながら、昨日ミディソワールで教えてもらったBAR「エルアンドジー」という店の情報を
入手しつつお勘定。


11月23日

仕事終わりに「ミディソワール」。だいぶ冷えてきたのでまず焼酎をぬるめのお湯で割って飲む。
冷えた身体に温かい焼酎が効く。喉もと過ぎてぬるさ覚えた。2杯目に目の前に置いてあった相良兵六という
芋焼酎をロックで。臭みも少なく程よい芋の香りは飲みやすいが、少し水っぽい気もする。まあまあ。
最後にジンのロックを飲んで2軒目へ。風凛に向かったが火曜は定休日だったことに着いてから気づく。
しょうがないので、気は進まないが隣にある「セットアップ」というバーに入ってみる。4〜5年前に
来たことがある店だが、そのときにあまりいい思いをしなくて、意識的に敬遠していた店だ。
ギネスサージャーがあったのでまずギネスを飲む。おいしい。2杯飲んですぐ出ようと考えていたが、
なんとなく悪くない居心地なので3杯飲んでもいいかと思い始め、ギムレットをオーダーした。
なかなかドライで切れ味のよいギムレット。喉にグッとくるが飲み応えがあるともいえる。
けっこうよく話し掛けてくるマスターは、最初はなんとも思わなかったが、そのうちふとなんとなく、
嫌悪感のようなものを感じた。自分でもなぜだかよく判らないんだが、なんでだろうか。
ひとり我慢大会をやってもしょうがないので、予定を再変更して2杯で店を出ることに。やや勘定は高め。
まあボラれたと言うまででもないのでしょうがないか。お勉強代ということにしよう。
最後に「ブルーバー」に寄り、ターキーを飲んでガルフストリームで〆る。けっこう酔った。
温かいお酒というのはやはり、身体中をすみやかに回りやすいのだろうか。


11月20日

連れの家で鍋をする予定だったが、野菜の高値化のあおりを受け、うどんを作ってビールを飲むことに変更。
地域によって値段は違うだろうが、たとえばキャベツなんかは一玉¥1,000近いところもあるそうで、
キャベツの千切りがいつのまにか高級料理になっているんだな。で、例えばとんかつ屋なんかで
「キャベツお代わりし放題」な店が有って、そこに行けば¥1,000でキャベツの千切りが好きなだけ食べられ、
しかもおまけにとんかつまでついて来るらしい。こういうのをまさしく逆転の発想とでも言うのか。
そんなことはさておき、このまえ和歌山に行ったとき、那智の滝の近くの土産物屋で購入した日本酒を開封。
その名をほんまもん。NHKで同名のドラマをやってたらしくて、それと関係があるらしい。
本来はこういうイロモノはあまり買わないようにしているんだが、その土産物屋に置いてる酒の中では
一番良さそうに思えたので購入してしまった。まあ安かったので、”不味くても実害が少ない”という理由もある。
飲み口は薄くて、あとに残る風味は甘口。すっきり感も薄く、切れ味が悪い。ほんまもんというよりは”うそもん”
という感じだろうか。そんなことを言いながら、約1時間で完飲。1パック50円だった見切り品のシイタケと
1パック227円だった鳥モモブロックから良いダシが出て、おいしいうどんであった。野菜、安くなってくれよ、野菜。
地元に帰ってきて、いささか疲れてはいたが「ブルーバー」に向かう。ところでバーに向かってるときは
だいたいいつも飲む気満々で細かいことあんまり考えないんだが、この日はなぜか酒ばかり飲んでる自分を、
「おいおい、なんかおかしくないか?」と評価する冷めた自覚にとらわれた。財布に金が無かったんで
ブルーバーの近くのセブンイレブンで金をおろしたんだが、このときも「なんか俺間違ってるんちゃうか?」と
自分の酒バカ加減に自分で呆れるような感じになる。でもこれで帰ったらATMの払戻手数料210円が
無駄になるので、とりあえず店へ。マッカランを水割りで飲んでスプリングバンクをロックで飲む。
まあしかし便利な世の中になったということは、ほんの2〜3年前までならこの時間(午前2時頃)に
財布に金が無かったら飲みになんか行けなかったということを考えると、自明である。手数料はかかるけど。
だいぶ胃が元気になってきたので最後にマッキロップスを飲んで店を出る。閉まってたらおとなしく家に帰ろう
と思ってた「日月華」がまだ開いてたので、タリスカーを飲んでターキーのロック。
それから「マンハッタンほど甘くなくて、ターキーをベースに」と頼んで作ってもらった、
スロージン&ターキーというカクテル。ライムを齧りながら、ほんのりスイーティなそれを飲み干し、
最後にラムバックで〆る。最後のほうは客が俺一人だけになり、マスターとちょっと真面目な話をしてしまった。
結局閉店時間の5時まで居座ってしまい、いい感じな酔いで帰宅。まったく………夜中に金がおろせるって、
なんて便利なんだ。


11月19日

今日も梅田。かっぱ横丁の2Fにあった「あせんぼ」という居酒屋に入り、まず生中を飲む。
刺身の盛合わせ、地鶏ユッケ、白身魚のかぶら蒸し、などを食す。そんなに値段も高くなく、
オーダーしてから料理を運んでくるまであまり待たされないのはよい印象。2杯目は天狗舞の山廃吟醸。
石川県の酒であり、けっこう居酒屋に置いてる率高しな銘柄だが、あまり飲んだ覚えが無いということで注文。
やや黄身がかった色は泥臭系かと思われたが、芳醇な旨みとすっきり感はなかなか美味しい。続いて土佐鶴。
本醸造だったと思うが、あと味がやや悪し。穴子の天ぷらや、レンコンのきんぴら煮などもなかなかおいしい。
「ハーバーイン」に移動し、ギムレットを飲んでタリスカー。ギムレットはとげとげしさがなく、
とても飲みやすい。砂糖の分量とシェイクの技術によるものなんだろうか。俺的にはもう少し刺激的でも
良いかなという感じだが、初めて飲む人にも薦めやすい飲み口というのはなかなかのものだと思う。
ちょうどマスターが目の前に来たときに、カクテルを上手に作る秘訣を伺ってみた。
「えー下ごしらえ、と言いますか…前もってちゃんと準備しておくことですね。振ったり混ぜたりっていうのは
結局誰がやっても大差ないんですよ。ちゃんと準備しておくことで、おのずと上手に作れるようになります。」

といった返答を頂いた。うーん、シェイクなんかもけっこう技術の集積のように感じるんだけどな。
その辺をもう少し突っ込んで聞いてみたかったが、忙しそうなので引き下がることにする。タリスカーが無くなった。
アードベックのベリーヤングをバックバーに発見し少し迷うが、結局このあとラガヴーリン、ターキーと飲んだ。
ターキーのキャンペーン中だということで、くじを引く。スクラッチ式の銀色部分を削ると、「ず」の文字が
中央に現れたため、潔く諦めターキーを飲み干す。帰りに連れの家の近くでラーメンを食ってお勘定。


11月18日

雨。まず「日月華」に行きギネス。ジェット=リー主演の『キス・オブ・ザ・ドラゴン』をボケっと見やりながら
2杯目はラムバック。ジャッキーチェンのエンタテインメント性とブルースリーのストイックさ・しなやかさ、
を併せ持つなかなかの佳作である。マスターに7周年イベントの不参加を詫びる。仕事で都合がつかなかったのだ。
「残念ですねぇ。……新しいモルトを用意してたんですけど、12月から(店頭に)置くことにしますわ。」
一方、隣のカップルは先ほどから下ネタトーク全開で、男のほうが、
「こんな下品な女知らんわ!マスター、この女置いてくから全身に油塗りまわしたって。オリーブオイルや!」
それに応えてマスター「わかりました。じゃあ…… エ キ ス ト ラ バ ー ジ ン オ イ ルで」 これは面白かった。
最後にギムレットを飲み2軒目は「ミディソワール」。ビルの真ん前に颯爽と軽ワゴンを乗りつけたおっさんに
エレベータの中でふいに「酔ったんか?」と話し掛けられる。「まあまあ」と返答すると、
「飲みすぎたらあかんで」と言われた。「あー、車ですもんね」と皮肉ると、「飲み過ぎは、あかん」
繰り返しながら、隣の店の中に消えていった。飲み過ぎはあかんのかと考えながら、
ジンをソーダ割りで飲んでジンのロック、ローゼスのロック。暖房の温風が直に頭に当たって、
頭がボーっとしてきた。車の話とか魚の話をして店を出る。はたして軽ワゴンはまだ駐まっていた。
最後に「風凛」に向かい、トバモリというマル島のシングルモルトを飲ませてもらう。
スカイ島(タリスカーの故郷)に近い島ということで、潮の香りを想像していたが、全然違う泥臭い香り。
不味くはないが、なんだか悪酔いしそうな感じ。なんとなく芋焼酎に近い香りにも思った。
だいぶ酔ってきたのでターキーを飲んでガルフストリームで〆る。
マスターに「お薦めです」と言われ『トラ・トラ・ライオン!』という本を借りる。パラパラっと読んでみたが、
なんだか啓蒙書っぽい不粋な雰囲気の本である。あまりこういう本は普段は読まないようにしてるんだが、
せっかくなので、またちゃんと読んでみようと思う。帰り際、トマトジュースのベースにいろんなスパイスを
混ぜこんだようなものをサービスで飲ませてもらった。ひょっとしたらかなり酔ってるようにみられて
酔い醒ましにとマスターが気を遣ってくれたのかもしれない。帰ってきて眠りについたが、
トマトソースが絡みついたパスタの夢を見たような気がする。腹が減ってきた。


11月14日

梅田。以前大阪勤め時代によく行っていたチェーン居酒屋「天狗」のお初天神店に入って、
生中(なんとかブラウンという、天狗オリジナルのビール。程よく濃ゆい飲み口)を飲んで、
ししゃも、サイコロステーキ、どて焼き、大根サラダ、とんぺい焼きなどを食す。サイコロステーキなんて
何年ぶりに食っただろう。10年近く前に本町の天狗に会社の人によく連れて行ってもらい、
あまり酒の味もよく判らないままに生ビールを飲んでサイコロステーキをがつがつ食ってたのを思い出す。
あいかわらず身体に悪そうな油と調味料じゅくじゅくに浸った小ぶりの肉の塊は、しかしおいしい。
あとカキ酢とブリの刺身も食った。カキは大ぶりだが薄っぺらい食感。ブリも脂はのっているが、
食い応えに乏しい。でも安いのでしょうがないか。どちらも不味くは無い。芋焼酎のナントカっていうのを飲んで、
浦霞、一の蔵と宮城の地酒で〆る。店員の接客は愛想よく、少しうるさいくらいだがはきはきしててよい印象。
日曜だというのに、100名くらいのキャパシティをもつ店内は8割方埋まっていた。たいしたもんだ。
大阪駅で連れと別れ、明日からまた夜勤でしばらく飲みにいけないので地元で少し行くことに。
「ミディソワール」でローゼス白のロックを2杯。店員と、鹿児島の話を少しする。カウンターに居た
50くらいの威張り散らすおっさんが、店員の女の子を寿司屋に誘おうと必死だった。「別に来んかったら
来んでもいいよ?別にお前みたいな若い女と寿司食いに行くくらい日常茶飯事やし」
みたいなポーズをとってるのに
やたらとしつこく誘ってたのが滑稽だった。最後に「ブルーバー」で、タリスカー、ワイルドターキー、
ガルフストリーム、ディタベースのショートカクテルを飲んでお勘定。


11月13日

仕事終わりに今日は「酔月」に向かってみる。まず瓶ビール(サッポロ)を飲み、付き出しの
タコとキュウリの酢味噌和えをつつく。ビールを飲んだら空腹感が強くなってきたので、ハラスの塩焼きを
オーダーして、たなばたのロック。カキフライも追加して松の司、出羽桜と飲み食い。
明日も飲む予定なので、今日は2軒だけにしようと「ブルーバー」でもう少しだけ酔うことにする。
ベルモットだけで飲んでみようと思いつき、チンザノドライをロックで。きついようならソーダで割ってもらおう
と思っていたが、全然飲みやすい。なるほど、やはりこれはワインのノリだな。サラサラっと飲み干し、
スプリングバンクとタリスカーを。どちらも未開封もので、開けたてホヤホヤの濃厚な香りと飲み口。
こんなのわざわざ自分で酒屋にボトルを買いにいかなくちゃ体験できない贅沢じゃないか。
小確幸(ささやかだがたしかにそこにある幸せ)というのはこういうことか。これで帰ろうと思ってのに、
その幸せでいい気分になって、なおかつマスターとの外国ビールの話が楽しかったので、ワイルドターキーを
2杯ロックで飲みお勘定。2軒だけと決めてたのに、杯数的にはいつもと同じくらいになってしまって意味なし。


11月12日

今日も悲惨的に忙しかった。終業時間を1時間以上オーバーして会社を出、「日月華」へ。喉が乾いた。
ひとまずギネスで喉を潤し、ギムレットを飲んでマッカランを飲む。隣に座ってた女が、
マスターにクイズを出してて、横でボケっと飲みつつも、少し耳をそばだててみる。
「丸いケーキに3回だけナイフを入れて、八等分にするには?」 なかなか面白そうな問題だ。
ギムレットを飲みながら俺も考えてみ、ほどなく10秒ほどで答えらしきものを思いつく。
マスターは判らないようなリアクションをしていたが、知ってて知らんフリをしてるのかも、という感じも受ける。
それでは次の問題。「ある国の王女が自分の結婚相手を決めるため、2人の男にオアシスから城までの距離を
ラクダで競争させたが、王女は”遅く着いたほうが勝ち”という条件をつけた。勝負が始まるが、なかなか埒があかない。
それを見かねたある召使いが2人の男にある提案をしたところ、それぞれ一目散に城を目指しだし、
あっという間に勝敗が決した。果たしてその条件とは?(ただし、”早く着いたほうを勝ちとする”などのルール変更はなし)

これは前に同じような問題をテレビかネットで見たような気がする。そして3分ほどかけてやっと答えを思い出す。
この女はこういうクイズを出すことでマスターとやいのやいのやるのが楽しくてこの店に来てるんだろうか。
なかなか面白い問題だが、そんな大きな声で得意げに発表するようなたぐいのものでもないんじゃないか?
そして次の問題。「その電気屋では、ある商品を買うと女の子が付いてきます。その商品とは?」
これは2秒ほどで正解が解った。おいおい、いきなりなぞなぞ問題じゃねーか。その女がマスターに
正解を発表する前に店を出てやろうという気分になり、店を出ることにする。ほろ酔いで「風凛」へ。
少し迷ってギムレットをオーダーしたところで、2人組の女性が入店してくる。やや賑やかな店内に変わる。
かなり刺激的なギムレットで、喉にジンジンくるような飲み口だった。「ノドチンコがせり上がるような」とでも言うか。
酔いはそれほどでもないが、その後も喉の痛みが引かないので、タリスカーを水割りで飲んで店を出ることにする。
このあとブルーバーに寄っていつものパターンになるが、今日はおとなしく帰ることにした。明日も忙しいのだ。


11月10日

仕事が忙しくてイライラ気味だったので、少しだけ飲んで帰ろうと「日月華」へ。
ギネスをオーダーするが売り切れとのこと。非常に残念に思いながらジンリッキーを飲む。
喉がのたうちまわりそうに冷えたそれをごくごくと飲み、2杯目はマティーニ。
ややビターズの香りがきついか。オリーブが美味しかった。3杯目はタリスカー。
モニターに映る「バニラスカイ」をぼんやり眺めながら、心持ちややゆっくりめに飲む。
途中、ラブシーンでペネロペ=クルスのおっぱいがあらわになる。目線はモニターに向けたまま、
おもむろにタリスカーを口に運んでみる。思ったよりややこしいテーマの映画だったので、
字幕でセリフは読み取れるものの、さっぱり意味がわからなかった。最後にラガヴーリンを飲み干すと、
いい感じで眠気がやってきたようだ。腰を上げお勘定を済まし、店を出たところでマスターに呼び止められた。
この11月で店が7周年を迎えるということで、28日の日曜(定休日)に、常連を招いて
飲み放題のイベントを行うのでどうですか?とのこと。なかなかおもしろそうだが、まだ勤務シフトが
出てないので判らないと答えると、席数限定でやるので判り次第電話でいいので教えて欲しい、と名刺を頂いた。
たしかに金はそこそこ落としているけど、たまに言葉を交わす程度で、そんなに仲良くなってないとか
勝手に思いこんでいたので、声をかけていただいたことは(光栄なことは光栄だが)とても意外に感じた。
うーん、呼ばれてみたい。ただ、少しひっかかるのは、居酒屋やスナック的な店での飲み放題ならまだしも、
バーという形態の店において、あまりひとつの店で何時間も飲むのって、自分の中で「粋じゃないんじゃないか?」
っていう気持ちもあったりする。まあよく判んないけど、運良くシフトの都合がつくなら、
せっかくなので呼ばれてみることにしようと思う。もうすぐシフトが出ると思うんだけどなぁ…


11月9日

仕事終わりに「ミディソワール」から。客が一人居るだけの、珍しく静かな店内。
ジンのソーダ割りを飲んでピーナッツをポリポリ齧る。もう一人の客は60〜70のじいさんで、
酒はおとなしいがカラオケは歌いまくっていた。それも、浜田省吾からビリーバンバン、サザンオールスターズに
ハウンドドッグと、かなり多彩なレパートリィをお持ちのようだ。それらをぼんやり聴き流しながら、
ジンのロックを2杯飲んで店を出る。次は久しぶりにバッカスにでも行くかと考えてたが、
途中で今日は休みだということに気づく。そこで、先日風凛に行ったときに、「ビルドが変わった」という
噂を小耳にはさんだことを思い出し、意を決して行ってみる事にする。時間は2時。
閉まってればもういいやと考えてたが、開いていた。キャバクラ上がりのようなやかましい女と、
そのヒモのような男がいる客層は相変わらずだが、なんとなく店の雰囲気は若干の落ち着きをみせている。
約1年ぶりに来たが、イスや店の造りは変わってなかった。現店主の趣味なのか、変なライティングや壁に掛かる
バドワイザーの飾りはセンスを疑うが、なつかしいイスに腰掛けると、当時の感慨がふつふつとよみがえる。
ギムレットを飲む。ヌルい。ジンやライムの香りは悪くないが、ヌルいというだけで全く問題外だ。
メニューを手に取り、エドラダワーがあるので注文してみると、無いとのこと。「それじゃハイランドパークを。」
これも無いらしい。「すいません。後ろに並んでる酒しか置いてないんですよ」 あ、そう。
3杯くらい飲んでみてもいいかと考えてたが、2杯で出ることにするかな。バックバーに目をやり、
ラフロイグをストレートでオーダー。勘定は¥1,800。1万円札を出すと、釣り銭用の札が無いのかしばらく待たされた。
全体的に「やれやれ」感は否めないが、マスターは(技術は無いものの)なんとなく彼なりに頑張ってるような
真摯な印象を受けた――例えば客がドアを締め切らずにトイレから出てきたら、すぐに閉めに行ってた――し、
まあ安く飲めたので、「2度と来るか」とまでは思わなかった。最後に「ブルーバー」に向かい、
ジンベースでおまかせカクテルを作ってもらい、タリスカーを飲んでワイルドターキーで〆る。
3杯目をオーダーするときに、もう一人居た客が日月華のバイトくんであることに気づき、あいさつする。
「こんばんは」と言うと「あ、こんばんは。いつ声をおかけしようかと思ってました」
なにかマスターと真面目な話をしてたようなので、それだけ言葉を交わしてまた自分の飲みに戻る。
ここではお互い客なんだから、気を使ってもらいたくないんだけども、向こうはそうもいかないかもしれない。
けど声をかけずに変な緊張感を持たれるのも疲れる。なかなか難しいもんだ。考えすぎかな?

奈良と和歌山行ってきましたを更新。後半ぐだぐだになってしまった。


11月7日

夕方に起き出し、テレビなどを観てだらだら過ごしつつヤボ用で六甲道駅近辺に向かい、「ちんや」という
居酒屋に入る。鍋物が売りのようで、なかなか美味しそうだったが、一品メニューに美味しそうなのも多かったので、
鍋は食わなかった。ビールを瓶でオーダーし、キムチの乗った奴、サンマ刺身、えのきポン酢などを頂く。
サンマはあまり味がのっておらず、まあこれは時期的なものもあるかもしれないがあまり美味くなかった。
美味しかったのはえのきポン酢と、若鶏唐揚。えのきポン酢はくどくない程度にバターの香りがふわっと香り、
ポン酢の酸味臭とうまく絡み合いつつえのきの歯ごたえが楽しい。鳥唐も歯ごたえがよく、肉をなにか調味ダレに
漬け込んでいるのか、味わい豊かでクセになる。日本酒はもうあまり飲む気が起きなかったので、
メニューに発見した黒白波をロックで。おそらく黒麹仕込みのものなんだろう。1杯¥500。妥当な価格である。
普通の白波と比べ、黒であるがゆえの味わいの違いは正直判らなかった。まあでもおいしい。
この2杯で店を出て連れと別れ、地元に帰ってきて「風凛」へ。まずジャックローズを飲み、飲み口や
ザクロシロップについてや色合いなどについてマスターと軽く話す。前にも書いたとおり、この店では
甘味をかなり抑えたレシピで作ってもらっているため、本来のジャックローズと呼ばれるものとは
ややかけ離れた味のものを俺は飲んでるらしいんだが、これはこれでおいしいので、あまりややこしいことは
考えたくないものだ。そのあとおまかせでモルトを選んでもらってストラスアイラとグレンファークラスを飲む。
ウィスキィをおまかせでオーダーするというのは、ほとんど初体験に近いんだが、意外に楽しいものだった。
やはりプロは全然詳しいし、その酒の味の表現を聴いてるだけでなかなか娯楽性がある。
よく考えたらどちらの酒も過去に飲んだことがあるんだが、そういう前口上を踏まえて楽しむと、
また一風変わった味わいになるとも言える。どちらも美味しかった。最後に「ブルーバー」で、
タリスカーを飲んでワイルドターキーを2杯。相変わらず営業時間どおり、遅くに行っても必ず開いているし、
程よく酔った頃合にボケーっと酒が楽しめてありがたい。いい具合に酔ってお勘定。


11月6日

神戸の三宮で連れと飲む。土曜ということでけっこう人が多いが、駅の近くの「いっき」という、
さかな居酒屋に入り、生中を飲みつつ刺身や焼き物などを適当にオーダー。刺身はまずまず美味いが、
カルパッチョにかけられた粒胡椒が多すぎだったり、炒め物のにんにくが効きすぎていたりと、
魚の醍醐味を活かしたいのか殺したいのかどないやねんといった印象。2杯目は久しぶりに白波をロックで飲む。
あいかわらずウマい。3杯目は菊水の辛口を冷やで。そして連れが飲みきれなかった久保田の千寿も少し飲む。
菊水と比べると、久保田のほうがややウマ。店を出て、もう少し日本酒を飲もうということになり、
名前を忘れたが適当に居酒屋に入る。おしゃれさとは無縁の狭苦しい、いかにも居酒屋といった店。
よく喋るおばちゃんと無口なオヤジがやっている。つきだしの野菜のおひたしとポテトサラダをつまみながら
「なにか日本酒を」と言うと、櫻正宗というのが出てきた。菊正宗の兄弟にあたるらしく、
皇室御用達なのであまりおおっぴらに宣伝はされないのだとかなんとか。
大きめのグラスになみなみと注がれ、そのグラスが乗っている升の部分にもたっぷり注がれる。
1杯で2合以上は入ってるんじゃなかろうか。しかしなかなか口当たりもよく、きりっと冷えていて
ピリッと切れ味のあるなかなかおいしいお酒。おでんなんかをアテにまずまず楽しめた。さすがに腹がパンパンになり
ここで店を出、腹ごなしに飲み屋街をぷらぷら歩く。しばらくしてだいぶ終電が近づいてきたので、
とどめに1軒行っとくかということで、ディランか風かブリックに行こうかと言ってたが、結局俺の独断で
目に付いたよさげなバーにとびこむ。「Ballan zack(バランザック)」というその店は、適度に広すぎず
なかなか落ち着いた感じで上品な店内。店から駅までの歩く時間を考慮して
約40分をリミットと決め、ギムレット、マティーニ、タリスカーと飲む。
ギムレットはなかなかドライで酸味が強く、もう少しジンの飲み口が欲しいかな
といった感じだが、悪くはない。今度もし同じのを飲んだら申し分なく味わえるかもしれんし。
マティーニはずいぶん飲みやすく、なかなかおいしい。珍しいのは、
ベルモットがチェイサーのように供されたこと。「お好みで(マティーニに)差してください」
ということだが、そんなにドライなマティーニでもなかったので、
マティーニを飲み干してから少し頂いてみようと考えてたら、連れにほとんど飲まれてしまった。
挙句連れは2杯目に、そのベルモット(ノイリープラット)のソーダ割りとか
飲んでやがったし。全体的にシックな店でバーテンダーさんの人当たりも柔らかく好いお店であった。
終電に揺られて連れの家に向かい、ほどなく爆睡モードの巻。


11月2日

今日は梅田。太融寺町の「地酒のみつ」という居酒屋で、まず生中(エビス)。外観から、オヤジくさい店かと
思ってたが、シックな店内にはジャズが流れていて、なかなかおしゃれちっくだ。
水菜のおひたしとレンコンの天ぷら、カンパチのお造りなどを食しながら、2杯目からは日本酒を。
酒は十数種類あり、どちらかといえば、どこにでも置いてるような有名銘柄はなく、少々マニアックな
ラインナップとなっていた。まずマスターが料理に合うよう適当に見繕ってくれた竹泉醇辛(兵庫)と鷹勇(鳥取)。
竹泉は生酒っぽい泥臭さのような香りがあるが、辛味が強いため後味はなかなか悪くない。
鷹勇(純米吟醸なかだれ)は、ほんのりフルーティで、俺の表現で言う「東北系」の潔い飲み口。
次は佐賀県の東一(あずまいち)と山形県の銀住吉。東一はなかなかよい評判を聞いていて
一度飲んでみたかった酒だが、やっと飲むことができた。適度な濃さがありつつ芳醇ですっきりした味。
この日飲んだ中では一番美味しかった。銀住吉は樽の香り(ヒノキのような香り)を醸す、幾分どっしりした飲み口。
少し個性が強いため、食いながら飲むには少ししんどいか。続いて悦凱陣(よろこび がいじん)という香川の酒と、
福岡の穀良都(こくりょうみやこ)。穀良都のほうはよく覚えていない(だいぶ酔ってきた)。
凱陣は、やはり生っぽいどろっとした香りと飲み口。なんとなく安っすい酒のような印象。
最後に滋賀の不老泉。なかなかバランスがよいが、ここまで飲んできた他の酒と比べると、
やや個性が薄い。帰る前にマスターのご好意で、山形の山吹極(やまぶき)というのを試飲させてもらう。
凱陣や竹泉よりも、はるかに原酒に近い味わい。その名の通り、山吹色と黄色の中間的な、
なんとも鮮やかな色をしていた。散々飲んで店を出るが、連れが「漬物が食いたい」とか言い出して、
すぐ近くの「とも吉」に入店。漬物盛合わせをオーダーして俺は立山を飲み、連れもやはりなにか日本酒を飲んだ。
お互いベロベロになり大阪駅で別れ、地元に帰ってきて「日月華」に寄り、ジントニックとラムバック。
少し回復したのでとどめに「ブルーバー」でワイルドターキーを飲み、ガルフストリームでお勘定。
久しぶりに痛飲してしまった。


11月1日

この日記、酒飲んだ記録もいよいよ丸1年続けることができたということで、
ちょっと飲んだ酒の集計なんかしてみた。
集計にあたり、ビールは和物洋物をひっくるめて「ビール」で、
焼酎は芋焼酎や米焼酎などは数えずに「いいちこ」のみを計数。
そしてジンはタンカレーやボンベイサファイアは数えず「ビフィータ」のみを、
日本酒は面倒なのではしょった。

第22位 Aberlour、Manhattan、Sidecar、Old Pulteney<3杯>
2杯以下はたくさんありそうなので割愛。アベラワーはあまり美味しい印象がない。
オールドプルトニーはやんわりとした甘味がたまに飲みたくなる。
マンハッタンはたいがい〆の1杯として飲むが、味が好きなんじゃなくて、しいて言えば
その日のお酒の進行に格好つけるために飲むような感じか。
逆にサイドカーは、飲み始めに酔いの加速を促す効果でたまに飲む。気分転換にというか、
普段よく飲んでるカクテルを飲みたい気が起こらないときとかに飲んでるのかな。

第21位 The Edradour<4杯>
おいしいエドラダワーは俺が良く行く店には今は置いていない。
この4杯は日月華に置いてた頃に飲んだのと神戸のディランで数杯飲んだもの。
ビールやロングカクテルよりは後で、アイラモルトやバーボンに行く前の
ほろ酔いな感じのときに飲みたい、信頼感のあるお酒である。

第20位 The GlenLivete、Mackillop's(ROSEBANK)<6杯>
この1年で飲むことに関して大きく変わったことのひとつに、ウィスキィをストレートで
がんがん飲みだしたということが挙げられる。最近は濃い系のものも体調さえ良ければ普通に飲むが、
ストレートでやりだした頃はグレンリベットのような穏やかなものしか飲めなかった。
もうちょっと年をとったら、こういう酒がもっと楽しめるような気がする。最近はあまり飲まない。
2〜3年前に、神戸のたしかアンビエントというBARで初めて飲んだときは、あまりの儚さにビックリした。
マッキロップスは今んとこブルーバーでしか飲めないレアな酒だが、謎が多い酒である。
検索かけても全然ヒットしないし。「マッキロップス」っていうのはおそらく瓶詰め業者の名前で、
その業者が溜め込んでいる、もう今は稼動していない蒸留所の酒が小出しに流通してるものなのかな。
ちなみにブルーバーには、ローズバンク社のものとグレンアルビン社の2種類のマッキロップスが置いてあり、
後者はまだ1杯しか飲んだことないけど、刺激だけの浅はかな印象。前者はやはり刺激が強いんだが、
香りや旨みを兼ね備えたなかなかイケる酒である。けっこういい値段するので、あまりたくさん飲めない。

第19位 HenryMckenna<7杯>
一時期ヘンリーマッケンナにはまってた時期があったようだ。香りが優しく甘いことに加え、
あっさりした飲み口なので、バーボン初心者に個人的にオススメしたいような酒だが、
裏返せばそれは継続的に飲みつづけることが難しいことに通じる。

第18位 GinTonic<9杯>
おそらく日本で一番飲まれているカクテルじゃないかなと思う。
ジントニックほど飲みやすくて店によって味の違いがはっきりしてる酒も少ないんじゃないだろうか。
たまに気分転換や息抜きのノリで飲むんだが、とくに風凛のジントニックは、銅製のカップに
ライムが浮かんでいるので、なんともいとおしい気分になる。甘すぎず、ドライすぎず、がおいしいと思う。
なるほど、やはりこれは奥深いカクテルである。ジントニックを飲む人を馬鹿にしてはいけない(教訓)

第17位 Lemonhart<11杯>
ラムの種類はとても多いんだが、俺が飲むのはバカルディとロンサカパ、そしてレモンハート。
この3つしか知らない。基本的にホワイトラムそれ自体では殆ど飲まず、ダイキリでたまに飲むくらい。
ロックで飲むときは、やはりダークラムのほうが濃厚な味わいを楽しめると思う。主にレモンスライスを
放り込んでもらって飲むが、1杯飲み切る頃にはその甘さが鼻につくためちょっとしんどいときもある。
最近はラムバックのおいしさが楽しいので、ラムだけで飲むことは減っていくだろう。

第16位 Lagavulin<12杯>
シングルモルトウィスキィの中では最強だと思うラガヴーリンは、早い話他のモルトを飲まずに、
これだけ飲んでてもいいってくらい好きな酒だが、生産が止まったとかの噂で希少品になりつつあり、
置いてない店も多いことに加え、なにより値段が高いので、好きなだけ飲むというわけにもいかない。

第15位 Blanton(White+Black)<13杯>
ビルドで覚えたブラントンの高級感溢れる旨みは、主にバッカスで楽しんでいたが、
前に行ったときに品切れしてて、どうやらあらためて入荷する意思がないようだ。最近バッカスに
行かなくなった理由の一つでもある。適度に濃厚さがありつつあと味がすっきり上品なのだが、
「バーボンは高級品にあらず」を信条としている俺的には、やや高い値段なことと、地元で今この酒を
置いてるとこがないっぽくてなかなか飲めないことが残念だ。

第14位 Whitelady、GulfStream<16杯>
ホワイトレディは飲みの序盤に、加速をつける感じで飲むことが多い。この日記をつけ始める前なんかは、
BARに行ったら必ず飲んでたくらい愛着のあったカクテルだが、最近は幾分飽きてきたのかもしれない。
ヨッコで飲むホワイトレディは、店の雰囲気との相乗効果でよりおいしい。対してガルフストリームは
だいたい帰る前の〆で飲む。たしかウォッカとグレープフルーツとピーチリキュールとブルーキュラソーと
パインジュースの5種類を使うレシピだったと思うが、こんなにごちゃ混ぜにしてなんであんなに華麗な
味わいの飲み物になるのか、いまだに不思議に感じる。これを発明した人はすごい。
どちらも女性に薦めやすい酒ということで共通している。前者は色や名前、後者は色と飲み口で。
そしてどちらも名前や色の割りに酔いが回りやすい酒ということも共通している。

第13位 Bowmore<18杯>
アイラモルトで最初に飲んだのがボウモアだった。あれは三重のBAR「レモン」だったな。
「なんだこの変な匂いは。なんだこの酒は。」と思ったのを覚えている。
今となってはその”変な匂い”が大好きになってしまったので、ボウモア程度のインパクトでは
あまり脳がインスパイアされない。それほど頭がおかしくなってきているとも考えられる。
とは言えど、やはりある程度完成された良いお酒なので、これで〆ようとまでは思わないにしても、
たまに軽く飲みたくなる。そんなお酒。そんなお酒も必要だ。

第12位 Ardbeg<23杯>
これほど飲み応えのあるお酒はあまりない。どっしり感はラガヴーリン以上だと思うアードベック。
値段は多少張るが、ラガヴーリン以上に置いてる店が多く、〆の1杯で飲むこともしばしばある。
どうでもいいけど、昔の日記ではアードベグと書いていたのに、
いつのまにかアードベックと書くようになってしまったらしい。多分アードベグと書いたほうが
正確だと思うんだが、そんなことはどうでもよいのである。

第11位 RumBack<25杯>
飲み始めたのは最近なのに、「え、そんなに飲んでたの?」って感じのラムバック。
どこのサイトか失念したが、ラムバックをおいしそうにがぶがぶ飲んでる文を前に見つけて、
その影響で飲み始めたお酒だ。さとうきびが原料のラムにジンジャーエールという、
いっけん甘X甘なコラボレーションだが、BARで飲むと必要以上に甘くなく、爽やかでさえある。
そんな不思議な「なんでだろう」を追求せずに、ボケーっと飲むラムバックはとてもおいしい。

第10位 Four Roses(White+Black)<27杯>
ふぅ、やっとベスト10か。バーボン的な旨みを持ちつつ、なんといってもその気品ある名前に象徴される
華やかな香りが楽しいフォアローゼスは、ほぼどこの店に行っても置いてある頼りになる酒だ。
ちなみにフォアローゼスホワイトが14杯とブラックが13杯の合算である。プラチナまで行くと
甘味が勝気になり、もひとつ飲み応えに乏しく感じる。創業者の息子がある女にプロポーズしたところ、
その女が舞踏会で、4輪のバラをつけたドレスを着てそのプロポーズに応えたため付けられた名前だということだ。

第9位 Laphroaig、Springbank<35杯>
ていうか、9位が2つあったらローゼスは11位じゃないのかとか今思ったが、面倒なのでもういいや。
ともに俺の飲み進行で中盤をがっちり固める大事なお酒。ジーコジャパンでいうところの
小野と中田である。ほんまかよ。とくにラフロイグは、ローゼス同様、大概のお店においてあるので、
飲むことが多い。刺激的さで言えばアイラの中でもトップじゃないだろうか。よくアイラ系の香りを指して、
「薬のにおい」といわれるが、ラフロイグに限っていえばその比喩を認めざるを得ない。
味わい自体はけっこう薄っぺらいんだが、たまにこの香りを嗅ぎたくなるためか、
そこそこオーダーしてしまう。スプリングバンクは以前はバッカスで飲んでいて、いまはブラントン同様
置かれなくなっているので、ちょっと前に入荷してくれたブルーバーで飲むことが多い。
この酒の刺激的な華やかな甘美な野生的な香りはスパイシーでブリリアントでスイーティーでワイルドである。
程よく飲み応えがあり、それでいて重すぎないいい按配の酒なので、もっとあちこちの店で置いて欲しい。

第8位 Martini<38杯>
ビルドのマティーニは、本当に本当に美味しかった。言ってもしょうがないことだが、
もう飲めないことがとても残念だ。いわずとしれたカクテルの王様だが、確かにおいしいけど、
あまり頻繁に飲むよりは、たまーに飲んで自分の飲み方やお酒への愛を再確認するように飲むのがおいしい。
そう、「味わう」というよりは「確かめる」という感じに近い。ジンとドライベルモットだけで
どうしてあんなに味わい豊かなカクテルへと昇華してしまうのだろうか。
こんなことを書いてると、また確認しに行きたくなってくる。

第7位 いいちこ、Talisker<49杯>
焼酎で一番好きないいちこ。49杯のほとんどがミディソワールで飲んだものだ。
ミディソワールのビールは発泡酒みたいな味なので、ビール代わりに最初に飲むことが多い。
昨今の芋焼酎ブームもやや落ち着きを見せ始めた感があるが、ブームに乗っかって森伊蔵や魔王を
嬉しがって飲んでる奴らには、まずこのいいちこを1年飲めといいたい。安くてウマくて和食に合うという、
とても素晴らしいお酒である。タリスカーは今はブルーバーでも日月華でも風凛でも飲めてしまうので
ここ2、3ヶ月で急激に杯数が伸びている。ラガヴーリンほど重くなく、スプリングバンクよりは
飲み応えがあるので、主にかなり酔いが進行している後半に飲むことが多い。海を思い起こさせる香りと、
空の拡がりを感じさせるあと味は、永遠に続くような至福感に浸れる。

第6位 The Macallan<52杯>
アイラモルトを飲み始めるまではザ・マッカランだけが俺にとっての唯一のシングルモルトだった。
マッカランを飲み始めてから、例えばバランタインやシーバスリーガルなどのブレンデッドが
美味しくなく思えるようになってしまった。それゆえに思い入れが強いお酒だし、実際おいしい。
アイラを飲み始めてしばらく、比較的甘めで飲みやすい飲み口のこの酒を敬遠してた頃もあったが、
最近はそんなこと忘れて普通に楽しんでいる。クセらしいクセもなく、上品な親しみやすい飲み口なので、
女性に薦めたくなるモルトである。BARのカウンターで女の人がマッカランを自然に飲みこなしてたら
それだけで惚れてしまうかもしれない。向こうはいい迷惑だろうが。

第5位 Beefeater<62杯>
ビフィータも、ほとんどがミディソワールで飲んだ分だ。ミディソワールのウィスキィは
ターキーとローゼス白といくつかのブレンデッドしか置いていないので、ジンをロックで飲むことが
多くなる。個人的にはジンではタンカレーが好きなんだが、飲み始めに飲むジンとしては
ビフィータも悪くない。それにミディソワールにはタンカレーは置いてないし。
ビフィータを飲むときもそうだが、だいたいジンにはレモンを搾ってもらって、
ウォッカを飲むときはライムを搾ってもらう。けっこうビタミンCが取れているんだと思う。

第4位 Wildturkey<77杯>
何度か書いているかもしれんが、一番愛しているウィスキィである。
俺にとって、飲みに行って家に帰るときのパターンは2種類に分けられる。
「ターキーを飲んで帰る」か「ターキーを飲まずに帰る」か、だ。
どれくらい好きかというのは、このサイトのURLを見て頂ければ判ってもらえると思う。
濃厚にして野性的。上質のシングルモルトに見られる味の統一性というか完成形は、この酒には無い。
俺のそのときの気分や体調などによって、飲み口はドラスティックに変わる。
しかしウマいと思えないということはけっして無かった。一度も。
こんなに美味しいのに(まあだいたい)安く飲める。なんで安いのか?この酒がバーボンだから。

第3位 GinRicky<81杯>
しかしこうして集計してみると、ジンの消費量のなんと多いことか。
18位、14位、8位、5位、3位、2位の酒(カクテル)は、全部ジンじゃないか。
ジンとソーダにライムを添えたものであるジンリッキーは、シンプルで素敵だ。
何事もシンプルなほうがいい。ビール代わりに飲んだり、テンションを変えるために飲んだり、
バックバーが無くて何が置いてるのか判らない所でまずオーダーしたり、酔い覚ましに飲んだり。
ミディソワールで飲むジンのソーダ割りもジンリッキーとして今回数えている。けど日記中ではあえて
ジンリッキーとは書かない。なんとなくそうしている。とくに意味はないけど。

第2位 Gimlet<88杯>
昔ホワイトレディを飲んでた勢いで今飲んでいるのがギムレットということなのかな。
よくバーで聴く話で、一見の客がバーテンダーのレベルを計るためにマティーニやジントニックを
オーダーするというらしいんだが、俺にとってのそれは多分ギムレットだろう。
あまり「よーし、レベル計っちゃうぞ」みたいな意識は本人はないつもりだが、ともかく
自分の好きな味したカクテルを出すバーテンダーかどうかは、ギムレットを飲めばだいたい判る(ような気がする)
ジンとライム搾り(あるいはライムジュース)だけという、これもシンプル極まりないカクテルだが、
やはり店によって味が全然違うし、おいしいところはとてもおいしい。幸か不幸か地元のよく行く店は、
どこもそれぞれ個性がありつつ美味しいギムレットが飲める。ブルーバーの巨匠はライムジュースを使い、
冷え加減(シェイクの加減だろうな)がいい感じでややドライだが飲みやすいギムレット。
日月華の巨匠はフレッシュライムを使い、砕けたアイスとライムの果肉がプカプカ浮いていて
「ライムですよ」とグラスが語りかけてくるような説得力のある美しいギムレット。
風凛の巨匠もいちいちライムを搾っているが、ほんのりジュースも使ってるような合わせ技。
ドライな飲み口の中にライムの持つ甘味(砂糖を少し加えてるかも)が楽しいやはりおいしいギムレット。
「いただきました。3軒とも星、みっっっつです」

第1位 Beer<112杯>
意外な結果でもないのにカウントダウン形式で書いてしまい、なんとなく申し訳ないが、
ダントツで1位となった。モルツもヱビスもアサヒもキリンもカールスバーグもハイネケンも
ギネスもシメイもヒューガルデンもオルヴァルも含んだので、当然といえば当然か。
独りで飲みに行くときはあまりビールは飲まないが、連れと居酒屋に行ったらやっぱり生中は飲んでしまう。
なんで飽きないんだろう。たぶん身体に悪いからじゃないかな。


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