出張で富山に行って来た。出張って言っても、仕事とか全然関係なくて、

この場合『出来る限り張りきって飲み食いする』という意味の出張だ。だからもちろん全部自腹だ。

まあそれはいいとして、せっかく買ったデジカメを使い倒していっぱい写真撮ってきたので、

自慢がてら記録してみたいと思う。

 


 

7月31日

 

今回富山に行って一番記憶に残ったことは暑いということだった。

ちょうどこの日は、変な方向から近畿・四国・中国を蹂躙した台風10号が地元に風雨をもたらす中の出発だったが、

北上するにつれ天気は晴れの勢いを増し、富山に着いた頃には”空は真っ青”

ということは無かったが、36〜37度の気温に加え、京都や滋賀と変わらない蒸し蒸し具合だった。

どうなってんだよいったい。「ここは富山だぜ?」


今回は富山県の高岡という、藤子不二雄ゆかりの土地にやってきた。

県立美術館でドラえもん展を鑑賞し、ドラえもん列車で山岳地帯を疾走しつつ、

ドラえもん焼をほおばりながらドラえもん布団でひと休み……に来たわけではなくて、

いつもどおり飲んで食って泥のように眠って、そして風のように去るような旅である。

 

なんでも8/1から1週間、高岡七夕まつりというイベントがあるらしく、

繁華街は写真のように、あちこちに笹の枝が飾り立てられ、

笹の葉には『頭がよくなりたい』『百メートル泳げるようになる』といった

小学生に無理やり書かせたと思われる短冊が数多く吊るされていた。

なかには『小胸が大きくなりますように』といった、

大人の字で書かれた物も、どさくさまぎれに混じっていたが。








夕方頃に到着し、まず高岡から20キロほど東の富山駅前を軽く散策。

富山駅前のCIC(City In City)というビルの5階に有った観光物産センター

みたいなとこで、軽く地酒のチェックを入れつつ、目に付いた銀盤酒造の

地ビールを手に取り、購入し、試飲に入る。地ビールってやつはたいがい、

割高なわりにイマイチな味のものが多いが、このビールは辛口にして程よい

飲み応えがあり、渇いた喉にゴクゴクいけるなかなかナイスなビールだった。

でもたしか¥350くらいとかだったけど。330ml だったけど。

なんとかならんもんか、この料金は。なんとかならんのだろうな。









さて夜。1軒目は「とりあえず寿司いっとくか。」というわけで、

ホテルより数分歩いた飲み屋街の中にあった「五九郎寿司」という

店に入る。頑固っぽいオヤジが大将のこぎれいなお店で、

期待が高まる。まず生ビールを飲み、刺身盛りと岩ガキを食べる。

結果的に、初日の一発目に入ったこの店のお刺身が、

今回の旅行で食べたものの中で

一番美味しいものだったのはいささか残念なところだが、

しかしまあ感動するほど旨かった。


たしか中トロと、タイと、ハマチみたいなやつと、バイ貝(多分)と、生ゲソだったと思うが、

ほんのり脂がのり、新鮮で臭みがなく、食感もプリプリで味わいが豊かで、決して

”お腹が空いていたから美味いだけ?”ではないと断言できる、至高の味を体験出来た。(゚д゚)ウマー

もうこれでこの旅行記録を終えてもいいくらいだ。(完)



ちなみに岩ガキのほうは、むちゃくちゃにウマい!とまではいかないにしても、とろっとした食感とクリーミィな味わい、

そして「まいど、海からやって来ました」的な潮の香りが鼻をくすぐる、なかなかよいアテであった。

アジの塩焼きをオーダーして、焼酎の水割りを飲む。焼酎はなんだったかな…いいちこだったような気もするし

なにか地元の焼酎だったような気もする。忘れた。で、だいぶ腹も膨れたんだが、とどめに鮨を三カン。

白エビの軍艦巻き(白エビも富山の名産品で、1匹の体長は4センチ前後。これがウジャウジャ載っている)と、

ヒラメのエンガワと、なんだったかハマチのようなやつの握り。これらをつまみながら、地元の酒である

勝駒というのを頂く。すっきりした飲み応えだが、なんというか、もひとつこう グッ とくる感じがあると良いと思った。

 


 

2軒目は駅前の末広町界隈をぷらぷら歩いてて発見した「カクテルバー DAN」という店。

内装はややスナック崩れのような感じで、少しくたびれた感じの女性が一人で「いらっしゃいませ」 ときた。

(しまった。これは地雷を踏んだかな)と久しぶりにウォーニングサイレンの兆候。しかし1杯目にオーダーした

ジンリッキーを作るときの手際の感じや、それを実際飲んでみて、その心配が杞憂であったことに胸をなでおろす。

まあその1杯目も、正直そんなに美味しいとは思えなかったんだが、けっこうピシッとした仕事をする方だったし、

接客態度もどちらかといえば上品だったので、良しとする。他に客が居なかったこともあり、少し話をする。

富山の名産だとか見所だとか明日はどこそこで花火が上がりますよ、とか。

そのうち常連さんが入ってこられたので、おとなしく2杯目のギムレットを飲みながら、ゆっくりする。

内装が若干アレな割にはまあまあ落ち着ける店だ。しかし猛烈に眠くなってきた。

前日の勤務から、昼型の体にするために、昨夜は午後7時に寝て、早朝3時に起きたせいか。むむむ。

もう1杯飲みたかったが、もう1軒も行きたいということで、この2杯で店を出、通りをまっすぐ行ったとこに在った

「Bar SHOTARO」という店で本日のとどめを刺すことに。

写真では、一見シックな感じの良店にみうけられるが、

実は地雷はここに備えられていたのだった。(完)

 

おそらく常連さんなんだと思うが、カウンターの向こうの方に

座ってたキーキー声の女の子とその連れ。

そしてマスターを加えた3人で話す声量が、とにかく耳障りだった。

話してる内容は、あんまり良く覚えてないが、

なんかその女がマティーニをオーダーして、「わたしってー、こんな強いお酒飲める強い人だからー」みたいな、

本気で言ってるならどうしようもない自慢(少なくともギャグ、あるいはなにかの前フリではなかった)に、

「○○ちゃんはそうだよね。そういう人だよね」といった内容の、マスターの相槌。

俺はこのとき、ケツの穴の辺りにむず痒さを覚えたことを告白せねばなるまい。ああいやだ。

こんなの俺マティーニ飲みたくなっても、絶対オーダーできないよ!恥ずかしいからせめてもう少し小さい声で喋ってくれ!

そのあと、なんとか会話を耳に入れないよう努力してみたが、なにしろ他に客が居なくて、

この騒音のようなクダラナイハナシが延々と店内にこだまする。心底参った。

1杯で帰ろうとも思ったが、ここを出て、もし次に良い店にあたったとしても、2杯飲めるかどうか怪しかったので、

1杯目のギムレットを飲んだあと、スプリングバンクを飲んで店を出た。今日はこれでお開きとする。

 

おそらく、俺が地元に住んでてよくこの店に通い、この店にまつわる人たちと面識が出来れば、

意外と楽しく酒が飲めるのかもしれない。一方的にこの店は酷い店だと書き殴るのもあまりフェアじゃないだろう。

ちょっとタイミングが悪かったという面も多分にあるだろう。もし俺と連れの2人だけしか客が居なければ、

随分印象が違ったかもしれない。よさげなお酒も幾つか並んでたようだし………しかし。

外に出ると、夜になっても相変わらずねちねちと絡みつくような湿気と気温。でもまだマシだ。

少なくとも耳をふさぎたくなるような騒音は聞こえないから。ホテルに帰ってぐっっっっすりと寝た。ふぅ。

 


 

8月1日

 

午前中は高岡市内の観光。といってもあまり観るべきところはないような印象。どこに行けばいいのか判らない。

 

なんとなく、「見栄えがよさそう」という意味不明な理由で

高岡大仏を観にいった。奈良・鎌倉と並び、三大仏と称される。

小ぢんまりした敷地内に鎮座された大仏さんは、

優しくも厳しい眼で拝観者に小銭をせびっておられる。

思わず15円を浄財として投じてしまった。

御顔が2.27mということは、顔の長さだけで

アンドレ・ザ・ジャイアントを超えているということだ。これはすごい。

ありがたやありがたや。なんまんだぶなんまんだぶ。

 


 

氷見市へ車を走らせ、昼食を漁港近くの海鮮館というところでとる。

海鮮館の中には、市場があったりファーストフード店があったり

お菓子が売ってたり海鮮レストランがあったりと、

旅行社のツアー団体がこのスポットをルートから

外しにくくする趣向が施されており、大いに見習いたいものである。

もちろん大人数に対応できる大きなトイレもあるヨ。

そりゃーレストランの定食も、¥1,600とか¥2,400とか

強気な値段設定で勝負出来るというもの。

富山人はいったいどこで昼飯食ってるんだ??

 

 

そんなこんなで席につき、料理を待つ。

瓶ビールを頼んだら、たこわさが付いてきた。

このたこわさはとても美味しかった。歯ごたえがなかなかグー。味付けも控えめで、素材の味がいい感じ。

連れが頼んだ刺身と煮魚の定食。

俺が頼んだ刺身と焼き魚の定食。

お刺身。これだけのシチュエーションで不味かったら

もうこれはギャグとしか思えないが、残念ながら普通に美味しかった。ワサビはもうちょっと辛いほうがよいと思うが。

焼き魚も美味しかったんだが、いちばん美味かったのは、味噌汁のように見える鯛のあら汁。

魚のダシが存分に発揮されていて、鯛の甘味が出過ぎることなく出ていて、とても美味しかった。

あの汁だけを白飯にぶっかけて「はい700円です〜」とか言われても喜んで食べるな。それくらい(゚д゚)ウマー

 


 

この雨晴海岸は、海の向こうに立山連峰を望めるという

観光スポットのひとつということでやって来た。

海景色の向こうに3,000m級の山景色が観れる場所って

世界に3箇所くらいしかないらしい。

しかしこの日は若干雲も多く、海の向こうのほうは

モヤがかった按配で、残念ながら理想的な景色を

拝むことはままならなかった。

冬場はとくにこんな感じでとても美しいそうだ。

 

  

 

 

 

夕方にホテルに帰ってきて小休止。

来たるべき夜に備えての体調管理は、酔っ払いとして最低限行わなければならない。大変だぜ。

一服ついでに先日購入したシメイを持ってきていたので、乾杯する。

ホテルのフロントに大きいグラスはないかと尋ねたが、

無いとの返答でしょうがなく湯飲みで飲む。我ながらなんともったいないことを。でも美味しかった。

 


 

午後6時を回り、いよいよ行動を開始する。

すみやかにしかるべき店を見つけなければならない。

疾きこと風の如く、静かなること林の如く、

侵略すること火の如く、動くこと路面電車の如し―――

今回泊まったホテルでは、駅前までの路面電車のタダ券を

サービスで頂くことが出来た。これを使わない手はない。






  

約10分ほどで駅前へ。七夕まつりは今日が初日ということで、浴衣姿もちらほら目にする。

  

 

 

 

今日は昨日とは打って変わり、”安っすい居酒屋”をコンセプトにローラー作戦を展開。

漁港近くの町や北国に来た旅人は「安いのにこんなに美味しいの?」みたいな驚きを

常に求めているものだ。しかし「すぐそこ海なのになんでこんな普通の味なの!?」

という危険も伴う諸刃の剣。結局選んだ店はチェーン系居酒屋「日本海庄や」という店。

最近なかなかお目にかかれない「ハイよろこんで〜」って、店員が受け答えする店だった。

とびうお(成仏)

ふくらぎ

まずいつもどおりに生中で乾杯し、”とびうお”と”ふくらぎ”という魚の刺身をオーダー。

とびうおって確かカマボコの原料とかに使われてるくらいだから、

そんなに美味くないだろうなあみたいな話を食い物が運ばれてくるまでの間に連れとしてたんだが、

実際食ってみたら案の定やや生臭くて、味もなんだかなぁといった感じ。

でもまあ不味くはないし、この一皿が¥300という値段なので、別に不快には思わない。

それに住んでる地元で食うのは難しいだろうし。ふくらぎのほうは薄めの味で、あっさりした印象。

見てくれはハマチ系だが、脂が載ってるってこともなく、なんというか記憶に残りにくい味だった。

  

地元の郷土料理と書いてあったすり身揚げ。白エビとかレンコンが入ってたと思う。

かき揚げ。白エビと数種類の野菜。

日本海海鮮サラダ(って名前だったと思う)。

銀ムツ焼き。脂が載っていてとろりと甘く、たいへん美味。

言わずとしれたホタルイカ。土産物屋に行くと、

ホタルイカの品だけで数十種類以上のレパートリーが存在する

ホタルイカの黒漬け・焼きホタルイカ・めんたいこ和え・センベイ・干物・などなど…

これは一番ベタな沖漬。俺は苦手な味であんまり食えないが、こういうのが好きな連れは二皿オーダーして完食。

 

日本酒はまず『満寿泉』の本醸造――富山地酒で一番人気があるようだが、

グレードが低いためかウマみが薄く、香りももひとつな印象。

続いて『若鶴』というやつの純米吟醸――これはすっきり辛口で味わい深く、この日飲んだ中では

いちばんウマかった。こういう酒こそ、こういう店で和食に舌鼓を打ちながら飲むのにもってこいである。

次に俺がこの酒目当てで富山に来た…と行ったら過言だが、それに近いほど好んでいるお酒、『銀盤』の

大吟醸 播州50というやつを飲む。この銀盤が大好きなんだが、大吟醸ではなく純米吟醸あたりを飲みたかった俺としては、

このお店に対し若干の遺憾の意を表明したくなるものの、無いものはしょうがないので、おとなしく有るものを頂く。

まぁこの播州50というやつも、旅行でこの地にでも来ないと、1升瓶単位でしか手に入れられないだろうしな。

で、味のほうは、すっきりとした飲み口で、飲みやすいことは飲みやすいんだが、

なんか味にガツンとくる感じが乏しい、というか全く無い。おかしいぞ。俺の知ってる銀盤はもっと

華やかななかにも美味しい主張がある素敵な飲み口だったはずなのになー。

期待が大きかったため、余計に肩すかしをくらった気分になる。加えて、3杯目に飲んだ若鶴の味が良かったため、

余計に銀盤の飲み口が薄れてしまったこともあると思う。

 

ところでこの店の日本酒は、1合半くらい入るガラスのとっくりに入って出てくるため、

ひとつオーダーするとけっこうな量を飲めてしまう。しかもそれらが¥900〜600で飲めるのだからたいしたものである。

富山の酒は財布に優しい。

というわけで、ここまででけっこういい感じに酔ったので、最後に新潟の酒『〆張鶴 月』本醸造をオーダーして

2人でシェアして飲むことにする(連れは連れでやはり3合くらい飲んでけっこう酔ってた)。

この店の地酒ラインナップは富山の酒数種類と新潟の酒数種類で、まだ飲んでない富山の酒が有ったんだが、

あまり美味くなさそうな予感がして、不本意ながら新潟の酒で締めることになった。

〆張鶴――う、ウマい。若鶴もウマかったがやはり〆張も相当美味いことを再認識。ディスカバリージャパン。

写真に撮った以外にも2、3品なにか食ったと思うが、2人で¥8,000強のお会計。

猛烈にウマい食いもんというのは無かったが、しかし満足した。

 

 

 

俺も連れもだいぶ酔っ払った。しかしBARに

行かないわけにはいかない。辛いところだ(辛くないが)

前の日に入ろうかどうか迷った店を、親の仇の顔

くらいの勢いで覚えていたので、迷わず直行する。

BAR 「Rob Roy」。一直線に長ぁ〜いカウンターと

テーブル席がわずかの、贅沢な間取りの店内。

カウンターと同じく長〜〜いバックバーには、

スコッチやらバーボンやらスピリットやらリキュールやらが

ずらずらズラーーっと並んでいる。

海の向こうに見える立山連峰も壮快な眺めだろうが、これはこれですごい。

目につく範囲のボトルしか見えないが、例えばマッカランだけで8種類くらいボトルがある。鼻血が出そうになる。

まずジンリッキーを飲み、ギムレットを飲む。ジンリッキーはまあまあ。ギムレットは、口をつけたときは

ドライな印象だったが、すぐに口がなじんで、よい飲み口に

思えるようになった。(トイレの洗面台横の棚→)

3杯目にタリスカーを飲んで、路面電車の終電の時刻

となったが、連れに無理を言って、最後にラムバックで〆る。

次に富山に来るのがいつになるか判らないが、

ぜひまた来たいお店である。マスターにお願いして

帰り際に名刺を頂いた。最後に良い店に当ってよかった。

 

 

  

酔い覚ましに駅前をぶらぶら歩く。

笹の葉のイルミネーションがとてもきれいだった。

23時前という、夜はこれから的な時間にもかかわらず、、

高岡の夜は人通りも少なく、安穏とした空気だった。

適当にタクシーを捕まえ、ホテルに帰る。

 

 

 

 

 


 

8月2日

 

朝9時頃からBSでヤマトを放送してた。

 敵が攻めてきたようだ。

 ワープだ。

 


 

ホテルをチェックアウトして昼飯を食いに行く。再び富山市に向かう道中で見つけた「八十船」という店にて。

氷見うどんと天ぷら定食

氷見市の名産氷見うどん。美味かったが、麺が細いだけ、とも言える

 

連れが食った、わっぱめしと刺身定食

酒は飲まなかった。

 

 

市の中心部へ。

 

市内の酒屋で自分用お土産の地酒を購入し、酒屋のおばちゃんに伺った富山名物

『マス寿し』の美味しいお店、「関野屋」にたどり着く。

が、閉まってた。オーノーそりゃないぜセニョール

 


 

日本一落差が大きい滝というのが富山にある。その名を「称名滝」。

有名な「立山・黒部アルペンルート」の近くまでやってこないといけないんだが、興味を惹かれたので行ってみた。

けっこう山の上の方にあったので、行くのが少し大変だったが、駐車場で車を降りたら、

クーラーを効かせた車内よりも涼しかった。30分くらいボケーっとしてた。マイナスイオンが多かった(知らんけど)。

 

  

その後、北陸自動車道を西へ向かい、帰路につく。陽が沈みそうでなかなか沈まない。

 


 

 地元に帰ってきてラーメンを食いに行く。

 そういや富山の自販機や居酒屋や売店には

キリン一番搾りを売ってるのが多かったような気がする。

 


 

旅の終わりに、連れを駅まで送り、独りで飲みに行く。

まず「ブルーバー」。ジンリッキーを飲んで、おまかせカクテル(ピーチリキュールと木苺を使ったとのこと)を飲み、

ワイルドターキーをロックで2杯飲む。心地よい疲れで旅の余韻にまどろみながら飲んでたが、

それがマスターにも伝わったのか、ぼけーっと飲ませてくれた。急に思い立って、今回の旅行に持ってきてて

結局飲まなかったもうひとつのシメイ、シメイブルーをマスターに差し上げる。

その後「風凛」に行き、「何か果物を使ったカクテル」と言うと、

沖縄のシークワーサーを使ったジンベースのショートカクテルを作ってくれた。

シークワーサー(”ワ”は瓶にはちっちゃい”ワ”で表記されているが)って初めて飲んだけど、

マスターが言うほどにはクセもなく、使い方次第では面白いカクテルが出来そうに思った。

かなりドライなそのカクテルを飲み干し、ラガヴーリンをストレートで飲んで、ターキーのロックでお勘定。

 

 

 

 

最初にも書いたが、今回の富山、3日ともむちゃくちゃに暑かった。これが一番の印象。

そして、観光名所的なものもいくつかあるんだが、あまり魅力的なものは多くないように思える。

いちばん観るべきに値するかなと思ったのは、”山”と”海”。この二つ見とけば充分だと思う。

そして旅行者にやや冷たい土地柄なのかなと思わされたことが2、3度有った。

某ビルの受付の綺麗な女の人だったり、某店の店員だったり。まあこれは詳しくは書きたくないので割愛。

食い物は確かに美味しい。冬場に行けばもっともっとすごいんだろうなと思う。

そしてお酒。今回は飲まなかったが有名な『立山』なんかは、安いのにそこそこ美味しい。

他の富山の地酒も、気楽に購入できる価格で味はしっかりしている。

まだまだ行きたいお店、気になったお店がいくつかあったので、

俺的には「また行ってみたいな」 そんな富山だったでござるよ、ニンニン の巻(完)

 

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